こんにちは!ねこなめです。
カードゲーム初心者の嫁をワンピースカード中級者に引き上げる。
そのための特訓内容第四弾です。
前回は「ブロッカー」について学びました。
カードゲーム初心者のためのワンピースカード基礎講座③ – 効率の良いブロッカーの使い方
今回は「カウンター」について解説してきます。
まずはカウンターのデメリットから考える
カウンターのデメリットは手札が減ることです。
当たり前過ぎますね。
ただ、これを数字として意識するかどうかがまずは一歩目。
5000でリーダーアタックにカウンター+1000のデメリットは手札-1枚です。
6000でリーダーアタックにカウンター+2000のデメリットは手札-1枚です。
7000でリーダーアタックにカウンター+1000と+2000のデメリットは手札-2です。
まずは減る手札の枚数を数字として認識しましょう。
それがカード数のアド差に繋がります。
今回重要になってくる話の復習!
特に何かが起きなければ、
各プレイヤーは後攻5ターン目までで、必ず下記を得ているのです。
- 手札 先攻 9枚 後攻 10枚
- ドン 先攻 25ドン 後攻 30ドン
- ライフ or ライフを削ったカード 計5枚
以前基本の「キ」にも書きましたが、
デフォルトのリソースは概ねバランス調整されています。
今回重要になる理由として、
リソースの損得勘定が大事になるからです。
手札1枚。されど1枚。適当にカウンターしているとリソース差で負けます。
ただ、初心者は目に見えずに気づかない程度に少しずつリソース差をつけられるので、
負けている原因と認識せずに同じことを繰り返していたり。
身に覚えがあれば、この記事が特効薬かも。
認識したデメリットを相殺する時がカウンターの使い時!
カウンターのために手札を捨てて何を得ているのかを認識する。
正直に言えば、カウンターを使うタイミングはケースバイケースです。
ただ、これだけは意識して欲しい法則。
- 得たもの:相手の場のキャラクター1枚+相手の手札2枚 の損失
- 失ったもの:自分の手札2枚 の損失
カウンターによって交換するものを認識しましょう。
カウンターに使った手札の枚数に対して得ているものが合っているかを考えましょう。
上記のホーキンスの例であれば、得してそうですよね。
自分が何を得るためにカウンターしているかは常に意識しよう!
それでもこればっかりはケースバイケースなので、
いくつかよく見る例を取り上げてみます。
カウンターの損得がプラスになるケース
例①:エースキャラクターを守る
先ほどのホーキンスのような例です。
赤だったらシャンクスやルフィ、緑だったらキッドやホーキンス、
青だったらミホーク、紫だったら各種7000以上のキャラクター、 等
高パワーのキャラクターは盤面で生き残る可能性が高く、
盤面に立っているだけでアドが取れるキャラクター。
こういうキャラを守るためにカウンターを使うケースが一番無駄はないと思います。
また、高パワーでなくても、
ホーキンスやルフィ等もゲームを大きく動かすカードなので、
エースキャラクターとして扱っていいと思います。
ただ、どのくらいカウンターを使うかは得るものとの損得で考えましょう。
お菊やロビンは3コスト最強クラスのカードです。
カウンターを使うことで得る物もあるとは思います。
一方で強いからって得るものをちゃんと認識せずにカウンターをつぎ込んじゃう人。
ちらほら見ます。
TCG初心者っぽくない人でもボチボチいると思います!そして負けてるイメージ。
高尚な駆け引きをしてるつもりで、案外良いカモになってたり。怖い怖い。
例②:リーサル準備
どれだけ手札損があったとしても、
キャラクターを守ることで勝ちが決まるなら、
カウンターを使うべきです。
例③:未来の投資としてのカウンター
これはかなり局所的な例になります。
赤単デッキは5コストルフィや悪魔風脚が入っていて、
リーサルに絡むことも多いかと思います。
ブロッカーをすり抜けるカードをカウンターで守ろうとすると、
大量の手札を消費することが予想されます。
5コストルフィや悪魔風脚に対してカウンターを使うとしたら、
手札5枚くらいは絶対に手札をロスするだろう
例えば、このように予測したとします。
それであれば、リーダーのライフを守っておきます。
そうすると、5コストルフィや悪魔風脚に対して、
ライフで受けるという選択を取ることができます。
未来大量に手札を使う可能性を無くし、
カウンターを序盤から数枚切ってもプラスと考える例になります。
このカウンター、ダメゼッタイ
- 守れるなら何でもカウンター
- 強いカードだから守ろうと3枚も4枚も手札を捨てまくる。その割に大したアドがない。
何故かいつも相手より手札が少ない気がする。。。
上記のプレイングをしている方は、心当たりがあるのではないでしょうか?
損得をちゃんと考えないと、実はアド損が積み重なってます。
勝敗に微妙にしか影響しないアド損です。
知らず知らずに積み重なっていて、気づいたらでっかい借金になっていたり。
復習にも書きましたが、大事なことなので再度書きます。
できるだけ5分5分になるように、デフォルトのリソースが与えられます。
特に何かが起きなければ、
各プレイヤーは後攻5ターン目までで、必ず下記を得ている。
- 手札 先攻 9枚 後攻 10枚
- ドン 先攻 25ドン 後攻 30ドン
- ライフ or ライフを削ったカード 計5枚
効率良く使えなければ5分5分じゃなくなっていきます。
ライフをめくって手札が多いからカウンターを使っていい訳ではないのです!
カウンターを使った分はちゃんと相手から取り戻さないと、
最終的にはTOTALのリソース差で負けてしまいます。
リソース差で負けていても、たまには勝つこともあると思います。
それ!相手の引きが悪かっただけとかの可能性はないですか?
マイナーケースでの成功体験だけが強く印象に残って、勝率の悪い動きしてませんか?
デッキのカウンターの配分について
カウンターの配分の考え方
まずは1試合何枚カウンターを使えるのかを把握する。
配分に関してもデッキによってマチマチかと思います。
ただ、考え方を身につけましょう。
基礎講座①のバニラデッキの累積カード枚数をテーブルにしてみました。
先攻6ターン目がリーサルの例ですね。
ターン数 | 累積で山札・ライフ から引いた枚数 | 累積の場に出した カード枚数 | 場に出していない カード枚数 |
---|---|---|---|
先攻1ターン目 | 5枚 | 0枚 | 5枚 |
先攻2ターン目 | 6枚 | 1枚 | 5枚 |
先攻3ターン目 | 7枚 | 2枚 | 5枚 |
先攻4ターン目 | 10枚 | 4枚 | 6枚 |
先攻5ターン目 | 12枚 | 7枚 | 5枚 |
先攻6ターン目 | 13枚 | 7枚 | 6枚 |
こうやって記録を付けると、
「場に出ないカードが何枚あるのか」がはっきりします。
このデッキは後攻6ターン目に場に出していない手札が5枚です。
この5枚はカウンター+2000の方が効率が良いということになります。
このデッキの場合は試合中に登場した12枚中5枚をカウンター+2000に変更したい。
つまり、50枚のデッキであれば20枚くらいカウンター用カードが入っていると、
ベストバランスということが言えなくもないです。
ただ、確率の話である都合上、上振れ下振れがあるので、
バカ正直に20枚入れると事故ると思います。
信頼区間から配分を考える
ややアレな話をすると信頼区間で考えると安定します。
50枚中20枚をカウンター専業カードにすると、100ゲーム中95ゲームで、
ゲームに登場する12枚の内、カウンター用カードは3〜7枚引くことが想定されます。
上振れ6~7枚カウンターカードを引いた場合に2枚分場が弱くなります。
更に場に出すと決めたカードにもマナカーブがあるので、
序盤に出すカードの比率を上げる必要があります。
場に出すカード30枚+カウンター専業20枚の配分は勝率で見ると恐らく悪いと思います。
そのため、基礎講座①デッキを使う場合は
・上振れでも1試合5枚になるように14枚のカウンター用カード
・6枚のカウンターでも場に出すためにも使う兼用カード
を決めておくといいかもしれないですね。
これはデッキによって異なると思うので、
あくまで基礎講座①のデッキの場合の数字になります。
ただ、考え方だけは流用可能だと思うので、
自分のデッキの最適配分を算出してみるのが良いかと思います。
カウンターの最適配分を把握することは重要ですが、
結局場に出すキーカードの方が重要なので配分通りにいかないことも多いかもしれません。
ただ、自分が意図的にカウンターを少なくしていることを把握できれば、
適切にカウンターを使うヒントになると思います。
ここは難しい話かもしれないので、
何を言っているのか解らなかったら、
適当に優勝デッキの配分から足し引きするだけでいいと思います。
理解できたら、デッキ構築が上手くなるかもくらいに捉えてください。
アグロとコントロールで配分は変わる。
最適枚数を考えてみると、必然的に
重いカードで戦うデッキはカウンターが多めになり、
軽いカードで戦うデッキはカウンターが少なめになります。
重いデッキは少ないキャラクターで戦うので、
キャラクターやらライフやらを一生懸命守らないといけません。
ただ、場に出すカードは少ないので、手札は余ります。
結果としてカウンターが多く入ります。
紫カイドウは+2000が8枚と雷鳴八卦か熱息が6枚くらい入ってるイメージ。
軽いデッキはとにかく展開して、攻撃回数を稼ぎます。
手札は余りにくく、躍起になって守るカードも少ないのでカウンターはそこまで必要になりません。
赤単ゾロはお玉とサンジで+2000が4~8枚とかのイメージ。
場に出すことも多いので、カウンター専業という訳でもない。
いずれにしても場に出たカードや余った手札枚数の記録を取ることで、
自分のデッキに最適なカウンター枚数を調整できると思います。
嫁の成長記録
手札の枯れも少なくなり、手強くなってきました。
たまに負けることがある。というレベルに到達。
まだ、各デッキに対してのメタ的なプレイングはできないものの、
基礎は確実にできてきている様子!
次回予告
嫁の覚醒により、手札は救われた
だが、嫁は相手リーダーに取り込まれ、見事に翻弄してしまう……
失敗する嫁の策略
爆笑するねこなめが見た物は!?
リーダー効果は色々あるし、何が起こるかは知っていると思います。
ただ、それが発動するとどういうアド差が生まれるのか?
ちゃんと説明できない人のための内容になります。
次回嫁に教えることはそんな感じ!
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